午前4:27
浮かない顔つきで赤信号を待つ。
夜寒に震える子猫のように。
せめて魂は美しくありたいと思う。
これを失っちゃあ取り戻すか死ぬかだ。
生きていても死んだようなやつもいる。
死んだはずなのに生きてるようなやつもいる。
この違はなんでしょう。
信号が青になった。
アルコールを抱えたからだには、この横断歩道すら億劫になる。頭も痛い。
とぼとぼ寂しく歩きながら、冷たい風に首はちぢこまる。
それでも魂だけは暖かくありたいと思う。
一日は短い、一生も短い。誰にでも優しくなんてしてられない。おれのことで精一杯なんだ。
だけどせめて笑顔だけは見せたいものだ。
光、在れ!
と口に出したとて朝日はまだ出てこないようだ。神様も眠ってるらしい。
人生ってこんなもんかねえ。