グッド・バイ
私は偽善に反抗する。
恐ろしさからの大いなる反抗である。
人は人に怯えながら、気をつかって疲れながら死んでいくものなのでしょうか。
恋人にすら偽善を使わざるを得なくなり、
それに付き合いながら死んでいくものなのでしょうか。
結局は私にしか素直になれないのでしょうか。
もしかすると、私にすら偽善する人もいるでしょう。
酒にまかせて人と話そうと、それは酒が饒舌にさせているだけで私の純粋な言葉ではない。
この世を生きて、賞賛されるためにその偽善とやらを使わないといけないとすれば、
私はこの世から別れるしかない。
認められも、憎みもされない、
どこかでぽつんと咲く、小さな花のように。
ありがとう。
グッド・バイ。